確か、今良いことを思いついた筈なのだが、
と言うことは覚えている。
何を思いついたのかは、もう霞の彼方。
2025年 8月 6日
熱い微風。高曇。
ふと我に帰ると、山形に行ったのは、もうしばらく前の事だったのだ。7月25日だったろうか。
今日と同じに、その日も外を歩くと体に悪いと、みんなが思う程の日だった。でも、ま、最近はいつでも平気では、外に出られない。
元々は山形酒田在の木工芸家桑原君の展覧会を観に行く旅だった。酒田まで行くのが、勿論一番面白いのだが、彼等山形の工芸家のグループは、山形市七日町のギャラリーで年何回かグループ展を開く。有難い。電車でゆっくり山形まで見に行く。僕は、本当に電車に乗るのが好きなようだ。
山形駅で、仙山線から降り、東に出て歩いて行く。三津屋だったろうか、帰りに蕎麦を食おうと思っている古くからの店のまえをとおって大きいホテルの前を市役所の方に曲がり、仙台で言う一番町のような古くからの繁華街にある、古くから?のギャラリーで山形の若手工芸家の作品展を観る。何気なく若手と書いてしまったが、だいぶ前からこの人達の作品は見ているし、見ている僕も、もう75歳にならんとしているわけだから、おお、もうこの人たちは若手ではなく、今や、山形の工芸界の中心をなしている人達なのだ。うまいわけだ。
ペンケースを一つ買う。誰もいない日を選んで出かけた筈なのに、その酒田の作家が偶然来ていて、帰りに山形駅まで彼の車で送ってくれた。トッショリをこの日差しの中にオッパナスのが危ないと踏んだ!のが正しいだろう。勿論大変助かった。が、山形そばの昼飯は食いそびれた。
さて、早めに、駅にこう着いてしまったからには、駅の東西通路にある山形豚カツの店で昼飯トンカツ弁当を購入。スイカに残っていたお金を全部投入して、山形から福島までの山形新幹線自由席を買う。最近の鉄道の混乱により、この辺りの新幹線全ての席は自由席。窓際に座って、福島まで、のんびり、景色を観る。いつもの通り福島から阿武隈急行、槻木から東北線で岩沼。
結局、自分の家から岩沼駅まで往復が、最も長く熱い歩行になった。福島駅から、相馬駅までバスはないのだろうか。または、郡山駅まで東北線を動いて、郡山から水郡線で常磐線に繋ぐのも良いかもしれない。もう少し涼しくなったらやってみよう。とは言え、水戸から常磐線で岩沼までは、やや遠いか?