見ているものは
全てこちら側にある。
その自覚と練習のために
こそ美術はある。
2016年 4月20日
春の晴天。
暖かい空気の風少し。
仙台のビルケンシュットックの店から、春のセールのお知らせの電話があった。様々なお知らせを含んだ連絡だったのだが、今は、購入自粛中。気になる製品が今は特にない。最近こういうのが多い。たぶんどちらかが、変わり始めているのではないか。
僕のセンスに引っかかる製品がなくなってきたか、僕が今のセンスにひっかからなくなってき始めたか。
この前の日曜に、秋保クラフトフェアがあった。事前に打ち合わせて、美術館創作室使/利用者の加藤さんと一緒に、小雨の中行ってきた。加藤さんは僕の親父と同じ歳で、自動車を持っていない。だから時々打ち合わせて、一緒に出かける。この年齢の人とじっくり同じ活動をするのは、最近大変ためになる。彼は、作品を一つ一つ丁寧に見て、作家の話を聞いて、彼らと話をする。それをそばで見たり聞いたりしているのが楽しい。そうか、年とるってこういう風になることだったのかと、肯定的に思う。そのあと、秋保の木の家で、手打ち蕎麦を手繰り、珈琲と桜餅を食い、庭を見て温泉に入り、秋保大滝に寄って帰宅。なんだかやけに充実した1日の気分。
火曜日の午前中は、最近毎週ヨガに行く。脳内出血で入院した頃行っていた教室に再び行く。この10年で、すっかり体幹筋肉がなくなってしまったので、体の隅々にきく。昔は、身体的には何のこともなく、気持ち良いばかりだった記憶がある。今は、凄いことになっている。体の硬さ。筋肉の無さ。バランスの悪さ。この状態はヨガなんてものではないのではないか。ま、少しずつ柔らかく強くしていくしかない。
今日はそのヨガをした次の日で、身体中の筋肉が(痛いとかいうのではなく)文句を言っている感じ。ゆっくり起きて軽くストレッチをし、朝飯を作って食って様々な日常の家事用事を片付けてから、自転車で阿武隈川岸を上り下り、ゆっくり20キロほど走る。気持ち良い。
帰ってきてこれを書いている。最近OSを新しいのに変えてもらったのだが、そうすると、様々な古いメモリーにしまってあるのがうまく動かなくなったりして、ここまで書くのも一苦労。さて、明日からまた美術館に出て、早速仙台市の人と打ち合わせ。日曜にそあとの庭で子供たちとの活動。仕事のあるうちは忙しく過ごそう。