突然、今までできた事が、

なぜか失敗する。

突然、知っていたはずの事が、

なぜか白紙になる。

という年齢。

2025年 6月25日

高曇り。蒸し暑い、夏のように。


今日は水曜日で、明日は朝から、東仙台の児童館で、幼稚園に入る前の人たちとの2時間の活動がある。とても楽しみだ。


本当は、このぐらいの人たちとの遊びは、彼らを観ていればわかるが、こちらが何か計画して、それをするというものとは少し違う。まだ生まれて数年間しか経っていない人間は、知っていることだけが世界、の典型。だから、お爺さんにとっては、観ているだけで嬉しく、楽しい、。何かをさせるのではなく、できることを一緒にする。その上、この時期、できる事は、=したい事。とはいえ、そんなに選択肢はない。というあたりまでがこちらの立場。


何しろ僕と彼らとは、なんと、すでに70年以上の時間が挟まっているので、僕の知っていることなんて、もうすっかりそれは、僕の知っているそれではなくなっている。いやはや、ううむ。だから、楽しみだ。


一応、ケースに入れた腰に下げられる折りたたみのスコップは、持って行く。この暑さだから、彼らと一緒に、まずタープを張ろう。彼らとだけ、一緒に、というのは、最近の日本では、難しい。たぶん、大人がどんどんやってしまうかもしれない。基本、やっていない先の状態を目指して何かするのは、ある年齢までの人間にとっては難しい。その先の状態を見たことがないのだから。そこまでやるのではなく、やってそこまでいく。こういうの、本当は面白いのに。こういうの本当は美術なのに。この辺りに、日本の図工と美術のズレが出てくるように思える。さあ、暑い時期だから、今日も早く寝よう。