2009年 8月19日  曇り。少し暑く蒸す。でも空気はなんとなく秋。


相変わらず休みなく毎日働いている。職場のスタッフも同様。今日も一日小学3年生の団体が入っていて、3時過ぎに活動が終わると、担当のスタッフは呼吸が浅くなっているのがわかるほどの疲労。僕はその子供のお母さんたちと大人の探検。息が切れる。僕の夏休みは9月に入ってからだ。1週間連続の休みが取ってある。うまく取れるかなあ。
1週間休みだとどうするんですか?海外とかに行かないんですか?と同僚の若い女子が聞いてきた。ううむ、1週間ぐらいの休みだと僕はどこにも行かないで過ぎてしまうなあ。まず自転車の整備をするでしょう。そしてそれに乗ってそこいらを走り回る。すると、多分、そのことによってまた整備するところが出来てくるので、ゆっくり夜まで自転車を磨く。特別な洗剤で油とグリスで真黒になった手を爪の先まで徹底的に洗って、ぬるい風呂に入って早く寝る。起きて朝飯を食べたら、その自転車を車に積んで(僕のカングーには簡単に自転車が積める装置が付けてある)少し南の海沿いの部落に出かけて半日ぐらいのポタリング。お茶を立てる道具とパンとトマトを持って行ってサンドイッチの昼飯を作って景色のいいところで食べるのも悪くない。僕はあそこいいなというところをいくつか知っている。次の日は同じあたりの山沿いの方に出かけても良い。で、次の日はカヌーを積んで阿武隈川かな。ついでに新しいテントも持って行って、そのまま外で寝てしまっても良いかもしれない。ええとここまででもう4日過ぎてしまう。おいしい昼飯を食うことの出来る景色のいい食堂をいくつかこれに加えて、温泉を一つ二つで、もう1週間なんかあっという間に過ぎて行く。車でなく歩いたり自転車でそこまで行くとか考えると、この作業は10日に伸びる。自分の今いるところの回りでずうっとお散歩続けられるように考えておくこと。何もないところに、なんでもあることを見つけられるように目を訓練しておくこと。そういうことのために美術を使いたい。美術はそういうことのために使える。
自分が、一人で、時間をつぶすことが出来るようにしておきたい。出来るかどうか、しているかどうかも大切だけれど、出来るようにしておくっていうのも、僕は好きだな。先生たちと、授業のゆくえについて話をしているとき、僕が同じ頭の反対側で考えていたのは、おおよそこういうようなことだったのだと思う。