痩せ我慢の許容度。

孤立することの自覚。

そのことによって自覚される
自由の許容度。


2013年 8月 8日 
立秋過ぎたら、朝から突然の夏。

昨日のブログを書いた後、一階の食堂に降りた。朝は7時から朝食、ということになっていた。7日の活動は朝9時半までに釣石神社駐車場集合ということになっていたので、少し早く行って下見をしておきたかったのだ。地図で確認した感じでは県道33号線を裏から通り抜け、追波川沿いの堤防に出ればいいから、8時に出れば充分だろう。

で、7時に食堂へ。誰も居ず、何もない。部屋がそもそも開いていない。でもパンが焼けるおいしい匂いはしている。呼んでみても誰も出てこない。少し焦る。こういう時、ここは自分で勝手に自主的にする方式なのか? 他の宿泊の人達(なぜかみんなオス)も少しずつ出てくる。7時を10分程すぎた頃、少ししゃれた民宿のおかみさんのような女の人が慌てた様子で事務室の中から走り出てきて、あたふたと用意を始めた。何のことはない、ホテルの職員が遅刻をしたらしい。笑うしかないなあ。こういうの初めて、あたりまえだけど。どちらにしても朝は洋式のバイキングな訳で、10人程の宿泊客はそんなに混乱もなく次々食べて出て行く。ほとんどの人はなんとなく復興関係技術労働関係者のようだった。思えば今日は僕もそのうちの一人と言えなくもない。というようにして始まった震災復興系子供対象美術的活動を、ムリヤリ炎天下半日。釣石神社は、物凄い石の神様で、(その神様に)怒られないように注意してしなければいけないのに、みんな無神経すぎる。社務所の人に怒られないようにしてしまう。そちらより神様だってば。

這々の態で参道のチョークを水で洗い流し(そういう活動になってしまったのだ)、13時頃にすべて終えて帰ろうとしたら、若い仲間に、齋さん今日の夜は来るんですかと聞かれた。今日はもう帰って早く寝るつもりだけど、それなんだっけ?今日の夜7時からターンアラウンドで、槙さんん主催のDVD上映会があるのだった。それはずうっと前から決まっていたのだ。ああそうだった、覚えているよ、いっぺん岩沼に帰って電車で行くと思うよ。何しろ今日は七夕の日だぜ。いやはや。それでも三陸道がずうっとこちらまで伸びてきているので、岩沼まではそれに乗れば直通。のはずだったが、なぜか今回僕のETCが鳴瀬の本線チェックで稼働せず、混乱。誰か僕に意地悪してんじゃないか?眠くなってくるし。こういう時は気を引き締めてユックリ行くことにして、新しく出来た松島春日SAに入りミニストップでハロハロとブラックコーヒー。コーヒー飲みながらボーッとしていたら、突然にゅーっと、あの(僕の嫌いなユルキャラとかいう)ムスビ丸が僕の視界に割り込んで来た。何なんだこれは!と身を引く。春日SAの開場1周年記念なのだと。僕にはどう使うのかどうしても思い描けない、物凄く小さいタオルハンカチを1枚(ムリヤリ)もらう。ここで意気をあげてと思っていたのが一気に下る。再び這々の態で帰宅。とにかく無事にはついた。42度のシャワーを浴びて着替え。そうしたら、なんだか癲癇の発作が起こりそうな予感がしてきたので、癲癇止めの薬を飲んで暫く昼寝。ということは出る時間がややきつくなってくるということになるわけで、6時少し前の電車で仙台へ。片平消防署の前からはほぼ走って、なんとか5分前に着く。DVDは相変わらず面白かったのだが、家に着いて寝たのはやはり12時をすぎていた。

何という一日だったのだろう。あんまりこういう風なのはしない方がいいなと思いながらも、なんだかニコニコしている自分も居る。こまったもんだ。