見えている物を、絵に描く。

そのことに気付くことさえ、
猿のままではできなかった。

描けることの奇跡。


2014年 5月 5日 
湿った冷たい空気。厚い雲。

昨日までは、天候を乾いた空気に青空、せいぜいそこに白雲沢山と書けたのだが、今日は朝から深い曇り。昼前、昨日の庭仕事の続きで、草取りの後始末や切った枝をゴミ袋につめるなどを戸外でしていたら、ついに雨が降ってきた。腰が痛いではなく背筋がバンバンに張っている感じ。とはいえ、歳とって来るとこの疲れは何時の時の疲れなのか定かではない。今朝、庭石を移動するとき台車をひっくりかえし、台車のカドを右膝にぶつけて少し痛い。

更新を1ヶ月しなかった。4月から、自分の卒業した大学で一般教養の美術の授業をしている。前期だけ週1。でもそれがなんとなく中心のスケジュールになって何か気ぜわしい1週間がアッという間に過ぎている。毎日気になる心の動きがあるのに、ウジウジ時間を過ごしてふと気がつくと1ヶ月過ぎていた。たったの1ヶ月なのにーたぶん新しい年度が始まったのでー世界はなんだか取り返しのつかない状況に進んでいる様な気分がする。

通勤定期を始め駐輪場などのこの1年の更新をし、健康保険証を国民健康保険に切り替え、明美さんの年金の手続きを年金機構に行って確認し、それに伴う書類や通帳をそろえ、でも、それを持って再び事務所に行く時間がとれないでいたりする。こういうことは昔胞夫さんの家では、たぶん栄子さんがしていたのだろうなあと想い、栄子さんが突然死んだ時に、胞夫さんがそうとう動揺したのかなあと、あの頃の彼の顔色を思い出して思う。気付くの遅い。要するに、退職して2年すぎたので、これまであった、様々な公務員的な特典?がスッカリ終わっただけなのだが。記念に少し顎髭をたててみている。僕の観察では、男子の髭は結構小さい人達には怖いもののように見えるようなので、フルタイムで活動していた時には気をつけて、子供の活動の前日に奇麗にそることにしていた。ま、どうでもいい様なことなのだが、保険証も変わったことだし、記念に少しのばしてみることにした。元々髭が薄い方だから、何時までたっても無精髭にしか見えないのだが。少しのばしてみると先っぽが右にカールしてくるのがわかった。髭も天然パーマなのだった。今月の美術館探検の前の晩、お風呂に入ったた時やっぱり元通り剃ってしまった。

5月1日から普及部には新しいお手伝いの人が来た。4月の新年度に移動してきた2人も含め、新たな6人体制。去年までいた昔からの人がいなくなったので、少し活動的な毎日。息切れしないように動こう。昨日の日曜いつも来てもらっているH浦君と、庭の植木の配置換えと春の手入れ。庭に広葉樹の並木ができた。