2009年 7月17日 蒸し暑い、高曇り。でも青空が見えて、乾いた風がある。

1週間ぶりに退院して来た。先週の土曜11日、朝から児童館の小学生低学年が来ていて、いつもの美術館探検をしていた。予定では午前中探検をして昼飯を食べ、午後から粘土作りのワークショップをするはずだった。その昼休み、何年かぶりに痙攣が来た。まず手の感覚が鈍くなっていきしびれてきた。あれへんだなあと思っているうちに左手がかってに震え始め、足も動き始め、自分ではどうしようもなくなって来たので、スタッフに頼んで救急車を呼んでもらった。それが来る頃には体の左半分がもうどうしようもないくらい勝手に震えまくっていて、救急車の中では心臓もハカハカいい始めてきたので、チョッとやばいかなと思ったあたりで、行きつけの仙台東脳神経外科病院についた。そこから緊急入院1週間、今日退院した。


いやはや皆さん、毎度、お騒がせいたしております。脳内出血の手術で頭蓋骨を開けると、脳は空気にさらされる。本来脳は外気とは接触しないまま一生過ごすので、空気に触ると、何か起こっても不思議ではないのだそうだ。僕の場合ほとんど奇跡的にひどい後遺症は出なかったけれど、やはり少しは影響があって、手術後2年ほどで、初めての痙攣が起こった。でもそれはそんなに酷いものではなく、少し記憶は途絶えたけれど、確かその時も1週間ほどの入院をして、全快したはずだった。
それ以後、もうだいぶ長い間快調に過ごしてきて、ブログにも書いた様に再び水泳を始めたりもし始めた。その矢先の痙攣。確かに、7月に入って以来、緊張が高いレベルで続く毎日だったとは思う。でも、そんなに酷いとは思っていなかった。普通に忙しい毎日。でも、僕には、もう耐えられなくなっているんだなあ。ということを実感させられた。
痙攣は、病院に着いて何本か注射をしてもらったら落ちついた。今回は記憶が途切れることはなかったけれど、途中で鎮静剤とかなにかそういう薬を打たれたはずで、眠り込んで、気付いた時は集中治療室の中だった。気付いてみると左腕の肘の内側には皮下出血の後がたくさんついていて、震えまくっている時に注射射つのすごく大変だったんだろうなあ、ということがしのばれた。それとは別に右腕の肩口に太い注射の後が一個。これ効きそう。
日曜の午後にはもう個室に移されて一晩泊まり、月曜には一般病棟という具合。診断は癲癇ということだった。そうか、これが癲癇ということなのか。いつどのようにして起こるかはわからない。これからも、注意深い毎日を丁寧に過ごすということだな。