2009年 4月 1日 薄ら寒く、一日雨。それでも春の一日。

昨日、しばらくぶりで、ノッツオをこいた。ノッツオは野走で、僕と一緒にするお散歩の会。春のノッツオ@岩沼。年度末と年度始めの境目は、小中学校の先生たちにとって、寝る間もない忙しさなのだが、ポカっと何も無い時間が出来てしまったりもする日なのだそうだ。で、一日僕のフィールドに集まって、取り留めなくボヤボヤと歩き回り、うまい昼飯でも食って、今年もなんだか元気に行こうぜ!の活動をすることにした。

とはいえ、普通、この日は先生と断るまでもなく、本当に忙しいはずで、前日までの参加申し出はもちろんはかばかしくなく、僕は、もう、誰も来なくてもいいや、一人で行こうという感じになっていたのだ。
3月31日火曜日、誰かものすごくおこないの良い人がいたらしく、薄曇りの温かい空気が、春だなあとホノボノ想える日の朝10時5分前。僕は、自宅から集合場所の竹駒神社前に向けて歩いて家を出た。10時集合の約束だったのだ。集合は、駐車場だったのだが、神社の赤鳥居の前に、黒山の(僕にはそう見えたのだ)人だかリがあって、そのうちの何人かがこっちに向かって笑いながら手を振っている。ちょっと、僕は、後ろを向いて家に帰ろうと思いましたね。えっ、こんなにみんな来ちゃったの?黒山の人だかりは、総勢9名。男子2名は、自転車で仙台から来たと言う。車で来たグループと、電車で来た人たち。なんだかすごいことになっちゃったなあ、というのが最初の感想。
ゆるゆると竹駒神社の各建物を一つ一つ中を覗き込みながら見て回って正殿前へ。みんなお賽銭なんかなげて真面目に拝んでいたりしたが、地元はこっちでなくてアッチで拝むんだよなんて話をしながら、奥の院へ。こっちが、直にトトロの森の入り口なのだ。その他の神社にも声がけをしながら、隣の弓矢道場へ移動。名取北高の弓道部が春休みの練習会をしていた、これが声高にかけ声や気合いなど掛け合って結構うるさい。早々に移動。神社の裏口から出て九軒小路へ。友人のM浦君のおかみさんがやっている「ポラーノ」という本当のカフェに寄る。本当の、と断るのは、ここは基本的にただの喫茶店なのだが、それを拠点に、様々な文化的事業を継続して行っており、僕は個人的に私設公民館と言っている所だからだ。まだ開店前だったけれど、彼女はいてピアノの練習なんかしてんだよなあ。今日の会に参加していたSMTのO川君の個人的な知り合いだったことが判明し、彼の地道な活動が岩沼くんだりまで広がっていることが裏付けられたりした。又来るからねと断って、ゆっくり移動を続け、僕の家へ。自転車を庭の奥にしまい、シトロエン2CVとルノーカングーに分乗して岩沼郊外山裾の田圃の中の「今昔庵」へ昼飯を食いに出る。昼の混む時間の微妙に少し前の時間に到着し、各自「竹取」定食。基本は五穀米のご飯なのだが、この店自慢の蕎麦にする人もいた。古い大きな農家をリフォームし、座敷に座って食べる農家レストラン。メインディッシュはふろふき大根の黒胡麻和え。ゆっくりほうじ茶を飲んで、混みはじめた頃を見計らって、金蛇水神社に移動。金蛇水神社で奉納された白蛇の石彫、その他キッチュなもの様々をじっくりと見て回り、その後、全員で裏手に回って、七堤を見る。これは、岩沼平野米作りのためのため池なのだが、私のカヌー基礎練習用水場でもある、なんて事を演説しながら、7つあるはずの堤の4つ目あたりでなんとなく疲れて来て、駐車場に戻る。旧吾妻街道に出て、阿武隈川堤防まで南下。堤防の上に出て阿武隈川の屈曲部、広い川幅が気持ちいい小山の渡しを望む。遠い背景に白く冠雪した蔵王連峰、くっきり。そこから山沿いに柴田町の方に戻り、入間田に入って、富沢の磨崖大仏を見る。磨崖仏の郷大分出身山Zさんの、「これはすごい」のお墨付きをもらって少し喜ぶ。こういう所もう少し宣伝してもいいのになあ、などと話しながら、もっと山奥へ。幹線県道沿い山の裾野にある素朴な駐車場に車を置いて、「危険、池に近寄るな!」って書いてあるけど、どこに池あるの?の脇から入る遊歩道をしばらく登った丘の中腹にある蕎麦屋「花いかだ」に到着。ここは食事時間に来ると絶対しばらく外で待つことになるほど混む店なのだが、この時間3時すぎには、僕たち以外は3人の女の人たちがいるだけになっている。腹ごなしの時間つぶしはして来たけれど、もう蕎麦は食べられないのでお茶とおかしねって、思ってたのに、元気な先生たちは、ここでもテンプラ蕎麦一枚なんていう人もいたりして、お店の人は喜んでいた。何はともあれ、ここで今日のグルメ巡りツアーの仕上げ。そこから、出来るだけわかりやすい道を通って、再び岩沼まで戻り、僕の家に寄って解散。という道筋。
今日は4月7日で、なんとまとめに1週間かかってしまった。こういう散歩をゆっくりと時間をかけてやるのは、こっち側の余裕のようなものが強く試される。何もしないでボヤッとしていられることや、行き当たりばったりや、適当にやるや、よけいなことをするや、その他諸々の時間つぶしのバリエーション力が試される。このまとめを書くことも含めて、面白かった。